© 2019 海女 | Toba & Shima Ama (Japanese Female Freedivers) | 日本

鳥羽市立 海の博物館, 三重大学海女研究センター, 海女振興協議会, 鳥羽商工会議所

伊雑宮御田植式

(いざわのみやおたうえしき)

志摩市磯部町上之郷

旧暦6月24日

伊雑宮:天照坐皇大御神御魂

伊勢神宮内宮の別宮、伊雑宮の宮域に隣接する御料田で毎年6月24日に行わ れる神事。平安時代から続くと言われる古雅な神事で、日本三大田植祭の一つに数えられる。

伊雑宮のある磯部地区では、7年に一度の輪番制で御田植式の太鼓や膨、早乙女などの「役人」を受け、神事を継承している。

早朝、御料田には、「ゴンバウチワ」と呼ばれる大うちわが付いた 15 メートルほどの竹が立てられる。御田植式に先立って執り行われる「竹取神事」は、地元の 漁師らが下帯姿で御料田に入り、ゴンバウチワを奪い合う勇壮な神事。竹を持ち帰って船霊に祀り、大漁満足、海上安全のお守りにする信仰がある。

竹取神事に続いて、謡い、笛、鼓、太鼓、膨が奏でる田楽に合わせ、早乙女と 立人が一列に並び、早苗を植えていく。半分植え終わったところで、膨が鳥追い の数え歌「さいとり差し」を披露する。

役人は休憩をとった後、御料田前から練り歩く「踊り込み」を踊りながらゆっくり と伊雑宮まで進む。鳥居前では太鼓と膨の童子が「千秋楽の舞」を奉納し、夕方に神事が終わる。

御田植式の日は、龍神の使いである「七本鮫」がそろって伊雑宮に参拝するため に周辺の海に現われると言い伝えが残っている。鳥羽市と志摩市の海女は操業 を休み、伊雑宮にお参りする日に当てていたというが、近年では志摩市阿児町安乗地区の海女のみが神事の当日にそろって参拝している。

 戻る