どうしてアマは女性?
今日ではアマといえば女性の海女だと思われていますし、たし かに鳥羽・志摩地方では海女が圧倒的に多いようです。
では、アマはどうして「女」か? 3つの代表的な説があります。
① 女性は男性と比べて、皮下脂肪が多く、寒さに長く耐えられるという説。
② 漁業が発達するにしたがって、男は次第に大量な漁獲を求めて、
沖の漁場へ出て行くようになり、磯でする潜水漁業は自然に女の海女になったという説。
③ 朝廷や神宮へ神饌としてアワビを奉る神聖な役割は、とくに女性が果たしていたという説。
あなたはどれだと思いますか?
女性が漁業に従事するのは、日本では珍しいことです。アマの漁法や習慣には、伝統的な海の民の生活を想わせるものも少なく ありません。
海女は何秒潜れるか?
海女は息が続くかぎり一息に潜ります。海の中に潜っている時間は人によりますが大体50秒前後です。
海女は何をとる?
海女の獲物の中心はアワビとサザエ、他にウニ、ナマコや稀にイセエビ、 ヒジキ、ワカメ、アラメ、テングサといった海藻類があります。 志摩半島お海女たちは、魚を獲ることはまずありません。